star dust

IT業界で働くアラサーの徒然雑記。邦画・ミステリ小説の感想や、抑うつ記録など。

復帰準備

昨日の産業医面談では、産業医さんからも復職おっけーもらえました。と言っても、感触としては病院の先生と同じ。「まだ早い気はするけどね…でもあなたが戻りたいっていうなら、いってみましょうか、」みたいな。やっぱり押し切っちゃったかなあ私。でもこのまま更に1ヶ月お休みするのはほんと…どっぷりニート生活に染まって戻れなくなってしまいそうでこわくて。復職するより、休むほうがこわいっていう心境は、回復している証拠だと思うんだけどね。「私は焦っているでしょうか」と尋ねたら「そんなに焦っているようには見えませんけど」と言ってもらえた。のを信じて、前向きにいってみましょう。

ということで、明日からは勤務中と同じ時間感覚で生活してみる。web作業にも徐々に触れてみるし、担当サービスも触るようにする。産業医さんから人事に話が行って具体的に復職の段取りをするまでにはもうしばらく時間があると思うから、その間に不安がないように整えたい。人と出かけたりする予定もちょくちょく入れ始めているから、気持ち的にも外に開く準備をー。

とりあえず今日まではのんびり過ごそ。家から出たくなくて、お昼は出前とっちゃった。したかったネイルもできた。今から本を読みます。夜はゆっくりお風呂につかってから、楽しみにしてるドラマを観るんだ。うん。悪くはない。

診断書げっと

明日が今月の産業医面談ということで、病院に行って復職可能の診断書をもらってきました。先生は、なんというか、私が診断書をお願いしたから書いてくれた感があって、ほんとは復帰にはまだ早いのかな?でもこれ以上お休みしてても良くなるものはない気がするからなあ。私は焦ってるのかしら…自分では判別がつかないこの感じ。でもとりあえず明日の面談では復帰の意思を伝えようと思います。ニート生活に慣れすぎることにものすごく危機感を覚えるし、やっぱりある程度の縛りがないときちっとした生活を取り戻すのは難しい。気がする。私の自己管理能力が弱いだけかしら。

最近劇場で観た映画…「地獄でなぜ悪い」ものすごく良かった。ゆっくり感想書きたい。役者さん皆さんすごかった。特に二階堂ふみちゃんたまらん。観た後にあんなに気分が高揚したというか、すごいものに触れた!としあわせな気持ちになれた作品は、久しぶりだなあ。グロいのは苦手なんだけどね。

最近読んだ本
天祢 涼「キョウカンカク 美しき夜に」
岡嶋二人「そして扉が閉ざされた」
歌野晶午「絶望ノート」
全部ミステリ。いまは、森博嗣すべてがFになる」を読んでるところ。レビューサイトでネタバレなしのあらすじを読んで気になったものや、書店で直感的に気になったものを買って読んでみているけど、まあなかなか…という感じ。これも後ほど感想を書ければ。

復職するのなら、そろそろweb作業に触れておいたほうがいいな。ブランクありすぎるのも不安の種になるし。戻るところはどこになるんだろう…同じチームに戻るのは何だかなあ、と思っていたけれど、全く新しい環境に入るよりは負荷が少ないかな??でも同じチームに戻って同じことを繰り返したら元も子もないわけで。「まあいいか」、「出来なくてもいいか」と緩く考えられるようになった分、以前の私よりは大丈夫だと思いたいんだけど。やってみるか。努力することも、そろそろ出来る気がする。

低迷期再び?

なんかまた、あらゆる気力がなくなってきた。朝起きれないし、出かけたいと思わない。何もしたくない。休職する前後の時期みたいな感覚。

ポケモンのしすぎかな?体力吸われてるんかな。
とりあえず出かけてみれば変わるかな?映画観に行こうか。
そういえば読みたくて買った本もあるなあ。ポケモンしてて手をつけてない。

人と話さないといけないかな。でも自分から働きかける元気と中身がない。

うわーめっちゃネガティブ。気分転換したほうがいいな。どうしよ。

また生活ペースが乱れてきた

ポケモンXの誘惑に勝てない私の意思の弱さ…。

ポケモンXを発売日に衝動買いしたけど、面白すぎる。三連休も引き蘢ってポケモン充してた。ピカチュウが可愛くて可愛くてたまらん。ピカチュウのままだとどうしても打たれ弱いんだけど、おおたにさんの鳴き声が可愛すぎて、進化させられない。もうピカチュウのまま殿堂入りしちゃいそう。

台風接近中で天気が崩れてきているので、今日も明日も引き蘢ってポケモン三昧になりそうです。本来なら明日は「地獄でなぜ悪い」を観に行きたかったのだけど。もうレディースデー関係なく行っちゃおうかな〜また一週間待つのはちょっと遠い。木曜か金曜、晴れたら行こう。

ああ本当にニート生活。次の産業医面談いつだろ。それまでに生活ペースをちゃんと整えないと。ポケモンに負けずに!

綾辻行人『Another』

読書感想。

Another

Another

 

 

<あらすじ>

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。

<感想(ネタバレあり)>

以前にアニメを観て筋は知っていたので、ボリュームのある本書に手を出すか躊躇っていましたが、館シリーズにハマり綾辻さんの著書をもっと読みたいと思ったので購入。若い主人公の一人称視点で書かれているのもあってか、本当に読みやすい文章で、あっという間に読んでしまいました。

人の力の及ばない「現象」が確固として存在する、世界観の根っこはホラーですが、ミステリ要素も楽しめます。ルールを推理する、という点ではちょっとひぐらしを思い出しました。加えて、ボーイミーツガールの青春要素もあり。どんどんデレてくる鳴ちゃんの可愛さといったらもう。ね。

ああでもやっぱり、何も知らない状態で読みたかったな!死者は誰なのか考えながら読み進めて、結末にびっくりさせられたかった…。原作→アニメの順番がよいでしょうね。叙述トリックを一番味わえる媒体はやっぱり文章だと思うし、その真相を知った上で、叙述トリックを映像上で成立させるために工夫を凝らしているアニメを観て、ほほーと思いながら楽しみたかった。原作とアニメで、活躍具合が違うキャラクターもいますしね。ああ、漫画も読んでみたいな。

何はともあれ、面白かったです。出来れば予備知識なしで読むのがおすすめ。

最近のはまりもの

最近「相棒」にハマってる。再放送される時間帯に家にいることが増えて、よく観るようになったからなあ。右京さんのキャラはもちろん、相棒の面々も魅力的だし、話の展開も1話1話読めなくてどきどきする。もうすぐ新シリーズ始まるし、劇場版のテレビ放映もあるので、楽しみ!ハマったタイミング良かったなー。
ちなみに相棒はかいとくんが一番好きです。頭の回転も行動も早くて、右京さんとの名コンビっぷりは観ていて痛快。彼女さんとのやりとりも和む。そして何よりビジュアルがね…すごく好みなんですよね…笑

がくとさんのファンクラブ入り直して、ライブのお知らせが来たけれど、制服。普通のライブはもうないのかな??箱じゃなくて椅子がある会場で聴けたら嬉しいのになあ。

高校生〜大学生のときのブログを引っ張りだして読んでみたら、昔の自分が思っていたより素直で熱い子で、面白かった。高校時代は記憶より楽しんでいたみたいだし、趣味にも全力で、同じ趣味の子たちとめっちゃ交流して充実してて。日常的に人の目を意識して文章を書いていたから、今よりも書き慣れてる感じで読みやすくもあるし。何よりも主張が自由だった。今の私に一番ないものかもねー。これからここにそういうものを残していけたらいいかな。

そういえば、昨夜は結局5時くらいまで眠れなくて、今日の起床時間は10時。生活ペースまた乱れちゃったなあ。やっぱり夜は、気持ちが荒れる。日中は穏やかなんだけどな。

「風立ちぬ」を観てきた

実は私、ジブリ映画をほとんど観ずに育ってきてしまって。初めてちゃんと通して観たのは、「ハウルの動く城」のテレビ放送。高校生くらいだったかな。次に、大学の講義で「もののけ姫」を観て。大学3年だったか4年だったかの夏休みに実物大のメーヴェの展示を観に行くにあたって、「風の谷のナウシカ」をレンタルして観て(メーヴェ展への興味が先立ったんだから、今考えるとおかしな話だな)。それくらいのものだった。

でも「風立ちぬ」の「大人向けのジブリ映画」という評判に興味を惹かれて、初めてジブリ映画のために劇場に足を運んだ。そしたらもう、びっくりするくらい刺さって。私は一応クリエイターの端くれなんだけれど、ちょうど仕事がつらい時だったんだよね。休職する前で、もがいてるころだった。だからかもしれないけど、本当に刺さりすぎて、結局3回観に行っちゃった。劇場で繰り返し観た映画はこれが初めてだった。

風が立っているから、生きねばならない。
好きなことがある、やりたいことがある、その気持ちがどうしようもなく生きている限りは、つらくても挫折しても犠牲を出しても、それを追わざるを得ない。
そう考えただけでもう泣きそう。私は今ちょっと、凪いじゃってるからなあ。仕事の上で、次郎さんみたいな人にはとても憧れるけれど、自分はそうなれないってわかってる。好きな職に就いているはずだけれど、動力源が好奇心である人には敵わない。あれっ私の風ほんとどこ行っちゃったんだろう。って。抉られたりもした。

そうして仕事について次郎さん側から考えさせられる一方で、やっぱり私は女だから、一番感情移入したのは菜穂子さんだった。菜穂子さん素敵な女性すぎ。山を下りて次郎さんと暮らし始めてからはもう健気でたまらなかった。好きな人に、綺麗なところだけ見てもらった…なんて。もっと弱いところも醜いところも見せてよかったんだよ、そんなに我慢しなくてよかったんだよ、と思ったけれど、仮に菜穂子さんがそうしていたら、次郎さんにそれを受け止める器はなかった気がするなあ。「僕たちには時間がない、日々を大切に過ごしているんだ」というようなことを言った、次郎さんが菜穂子さんを愛して大切にしているのは事実だと思う。でも私はどうしても「次郎さん本人は本気でそのつもりだろうけど…」という見方をしてしまう。だって、残り少ない美しい愛の暮らしは、菜穂子さんの我慢によって成り立っていたものでしょう。次郎さんにその自覚があるようには見えない。もし菜穂子さんが我慢をやめてしまったり、綺麗でない姿を見せてしまったときに、次郎さんが側に寄り添っている姿も上手く想像できない。そういう生き方の人だから仕方ない、としか言えない。次郎さんの妹のかよちゃんが「菜穂子さんが可哀想」と言って泣いた気持ちを、次郎さんはきっと本当にはわからない。…なんてね、長々と書いてしまうのはつまり、私自身が「精神的に寄り添ってくれる男性」が理想だからでしょうね。もちろん最後の暮らしは菜穂子さん自身が望んで選んだものであって、二人は幸せだったと思う。でもやっぱり、菜穂子さんは可哀想だ。

あとはもう、映画を見終わったあとに思い知らされる、「生きねば。」というコピーの重さ。あー、生きるって大変だな。でも生きていかなきゃいけないんだな。

世間的に賛否両論ある映画だし、私の周りでも「号泣した」って人もいれば「何が面白いのかわからなかった」っていう人もいたけど、私にとってはものすごく良い映画でした。まあ、あまりジブリを観たことなかったからこそ、先入観とか冒険劇への期待みたいなものがなかったのもあるのかなあ。

ちなみに、「風立ちぬ」を観た後、「紅の豚」と「天空の城ラピュタ」も観てみました。アリエッティも観たか。でもまだトトロとか魔女の宅急便とか観たことないジブリ作品は結構残っているので、観てみなきゃな。