star dust

IT業界で働くアラサーの徒然雑記。邦画・ミステリ小説の感想や、抑うつ記録など。

半期が終わった

最近、とりとめなくでも何か書き残そうとしてる。良い傾向。

昨日で半期が終わり、今日からまた新しい半期の始まり。振り返ると、仕事でもプライベートでも怒濤の半期だったなあと思います。仕事の方は、裁量は広がったけれどその分実装からは離れてしまって、去年と同じようなジレンマに陥ったけれど、周りの方々の助けのおかげで何とかやってこれている感じ。人間関係でも悩んで、その中で自分を肯定し直したり、嫌うことや割り切ることや認めることを覚えたり。恋愛の方は、別れと出会い。大きく変わった。

今、仕事はつらいときのほうが多いかもしれない。どうして私がこれをやってるんだろう、と思ったら急に気が重くなるし、仕事が捌けなくて本当に申し訳ない、と思ったら身動きがとれなくなる。でもまあ、お金をもらって働いているし、この世に働き方はごまんとあるので。その中でこの道を選んでいる以上、やるべきことはきちんとやりたいし、周りにいるひとに助けてもらっている分は、きちんと役に立ちたい。です。勉強も楽しんでやっていきたいしね、Unityとか。気負うより先に手を動かすことがきっと大事。

あと、恋愛のこととか、友達付き合いのこととか、体調のこととか、思うところは他にもあるのだけど。今は一旦眠いよね。書き出すのはまた今度にしようかな。

自分を傷付けた人が成果を出して認められたりしていると、自分の存在が否定されたような気分になって落ち込むものです。だから、今週末の社内行事に行きたくない。というのが最近の憂鬱。ああ早く仏の心を手に入れたいなあ。人を許さないでいることで苦しいのは、結局は自分だもの。

「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」を観てきた

原作は世代からちょっと外れてて読んだことなかったのだけれど、観てきました!
結論から言うと、「漫画の実写化だしな…」と侮っていたその予想の3倍くらい楽しめました!見所はキャストの豪華さとアクションの本気度でしょうか。漫画ならでは?のご都合展開や突っ込みどころもあったりしたけれど、それを差し引いてもエンターテイメントとして十二分に楽しめて、映画館で観てよかったなって思えました。そういう映画、久しぶりかも。

キャストは豪華だし、私好みの人が多かったかも。険しい顔の佐藤健とか(伝説の最期編のラストの微笑みも良かったな)、可愛かったり発狂したりしてる神木くんとか、肉体が美しすぎる伊勢谷さんとか、三枚目の役も似合う福山さんとか、鉄板の悪役の藤原さんとか、しっぶい江口さんとか。色んな人の色んな部分が刺さりまくって私はお腹いっぱいですよ。観ながらニヤニヤしてしまった。

アクションも、(程度はわからないけれど)役者さんたちが実際に演じているのですよね?つい見入ってしまうくらいには迫力があって、すごいなあと思ったし面白かったです。少なくとも安っぽさはなかった。と思う。youtubeに落ちてた佐藤健のアクション練習風景も非常にイケメンでした。

うーん、原作を知らないから特に不満が生まれないというのはあるのだろうけれど、総じて面白かったです!物語について等なんの考察もないこの感想からわかるかもしれませんが、私にとってはとってもエンターテイメントでした。たのしかった!あーすっきり!という感じの。

次は何を観ようかなあ。本編の前の予告編で、気になる作品が何本かあったのですよね。私は俳優フックで映画を観るタイプなので、そういった列挙の仕方になってしまうけれど。染谷くんと神木くんの「神さまの言うとおり」、やまぴーと小松ななちゃんの「近距離恋愛」、染谷くんの「寄生獣」、二階堂ふみちゃんの「日々ロック」、二階堂ふみちゃんと渋谷さんの「味園ユニバース」。辺りかな?グロいのはちょっと苦手なので、ダメージ負いそうな作品もあるけれど。楽しみがたくさんあるのはよいことだ。

「私の男」を観てきた

少し前の話になるのだけど。思い出しながら書き残しておきます。

 

二階堂ふみちゃんが好きなので、前々から楽しみにしていて。公開初日、急遽予定がなくなったのでチケット残ってるか調べてみたら、なんと舞台挨拶回に入れたのですよね。とってもラッキーだった。生ふみちゃん観るのは「不道徳教室」以来で2回目だったけど、可愛かったよー。

映画はとてもとても、衝撃的でした。父と娘である男と女が、恋とか愛とか家族とかそれ以上のものとかをお互いに求め合って、どうしようもなく絡まって、ほどけないままのお話でした。北海道の大地と、冬と、流氷。「何したってアレはあたしの全部だ!」という花の叫びが一番印象に残っています。後には戻れない道を、他に術も知らず、進んでいくふたり。あれは愛なのかなあ。なんなのかなあ。依存。執着。それよりもっと強い何か。ふたりでひとつだ、というような。仮に淳悟が単なる養父であったとしても、受け入れられがたい関係だろうに。実際彼は本当の父親で、その出生の事情も加味すると余計に、倫理観ぶっ壊れてる。と思う。でも着地、そんな議論も意味ないんだろうな。危うくっておかしくて汚れてて誰も寄せ付けない、だからちょっと美しくもある、愛みたいなもの。なのかな。

映画を観終わった後、どうしても気になって、原作も読みました。桜庭一樹も文学的なものをちゃんと読むのも初めてだったのだけど、すっと読めて、とても面白かったです。原作は、花が結婚するエピソードから始まり二人の出会いまで遡っていく構造で、映画はそれを逆にして作り替えてあったのね。原作の時系列だと、二人の出会いを読む頃にはやがてたどり着く終着点とそこまでの経緯を知っているから、絶望の底で家族を手に入れて希望へと歩み出さんとする淳悟と花の姿が、眩しくて切なくて困った。あと、映画では花が、年相応に恋や苦しみを経験しつつも、最終的には得体の知れない化け物のような魔性をもって描かれていたように思うけれど。原作では結婚のエピソードが花の一人称だったからか、得体の知れないのはむしろ淳悟のほうで、その違いも味わい深かった。どちらも良かったな。両方楽しんで正解。

それにしても、「私の男」という表現は、相手をそう表現するのがしっくりくるような関係性は、まだ私にはぴんと来ない。いつかわかるのか、それとも私の人生でそれを理解することはもうないのか。わからないけど。良い作品に出会えました。

もうすぐ1年

体調を崩し休職して、気持ちの整理のためにこのブログを書き始めた日から、もうすぐ1年。早いものです。何の気なしに読み返してみたら意外とちゃんとした記録になっていて面白かったので、久しぶりに記事を更新してみます。

復職した辺りからめっきり更新していなかったけれど、なんとか元気にやっています。やっぱり前よりもセーブした働き方になっているし、自分で勝手にバランスをとってしまう部分が社会人として良いのかはわからないけど、今の仕事をそれなりに楽しめていると思う。休職する前と変わらず、チャンスも貰えるし。そこは本当に会社のカルチャーに恵まれたなって、気付くことも出来た。

とはいえこの1年弱にね、いろいろありました。復職して思ったより早く新しいチームに馴染めて良い仲間が出来たり、裏切りにあって彼氏と友達を一度になくしたり、友達のありがたさを実感したり、自分で立てるって再確認したり、自分のキャリアプランについて漠然とした不安を覚えたり、社内行事で1年ぶり二度目の挑戦をさせてもらえたり、誠実な彼と新しく付き合い始めたり、社内編成改革で新しいミッションを与えられて仕事の幅が広がったり。いろいろ。

いろいろ経験して人間として成長出来たと思うし、1年前よりずっと自分の気持ちに正直に暮らせていると思う。つらいことを人にどう話せばいいかわかったし、その分前の私みたいに苦しんでいる子の話を聞いてあげられるようになった。経験から話せるっていうのは、私が1年前の経験から得た大きなもののひとつかもしれない。ただ、自分の気持ちに正直になって、聖人君子である必要はないんだと居直れたからこそ、どうしても合わない、嫌いだって思ってしまうひとに出会って、苦しめられもした。人間関係って難しいんだなあ。どうしても許せないとか、怒りで目の前が真っ白になるとか、あるんだなあ。そういうときの対処方法はまだ、視界に入れないようにして過ごすか人に話すかしか知らない。まだまだ修行が足りんです。

いま考えていることも、これまで考えてきたことも、いろいろある。それをちゃんと文字として残しておけばよかったなあとこれを書きながら思うので、今後またブログ更新していきたいな。復職してから活字の本はあまり読まなくなってしまったけれど、映画は相変わらずちょくちょく観に行っているのでね。思い出せる限り、感想書いておこうかな。

とりあえず、引き続きのんびり頑張ります。

秋吉 理香子『暗黒女子』

読書感想エントリ。 

秋吉 理香子『暗黒女子』

暗黒女子 (双葉文庫)

暗黒女子 (双葉文庫)

 

 

 

<あらすじ>

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。今晩学校に集められたのは、彼女を殺したと噂される、同じ文学サークルの「容疑者」たち。彼女たちは一人ずつ、自分が推理した彼女の死の真相を発表することに。会は「告発」の場となり、うら若き容疑者たちの「信じられない姿」が明かされていき――。全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至!

<感想(ネタバレあり)>

書店で見かけて、ポップとカバーに惹かれて衝動買いしちゃいました。ハードカバー本の買い物はちょっとした出費だけれど、その分は楽しめたかなという感じです。

登場人物がそれぞれの小説(実質は告発文)を朗読していく構成は面白かったなあ。湊かなえさんの『告白』と似た構成だということなのだけど、『告白』は映画しか観ていないのでそのところは比較できず。それぞれの告発文はどれもあまりに食い違いすぎていたし、現実的でないものもあったりしたので、ここから齟齬を見つけて真相を推理する…というタイプの物語でないことはなんとなくわかっていたけれど、ラストのどんでん返しに次ぐ更なるどんでん返しにはおおーっと思わされましたね。黒幕は早い段階から雰囲気で予想できちゃうけど、詳細まではわからなかった。すずらんや闇鍋の上手い絡ませ方には感心でした。イヤミスというほど後味悪くはなかったけど、闇鍋の中身を想像して戦慄…。

舞台が俗世離れしたお嬢様学校ということもあって、夢見る女の子に刺さりそうな空間や小物の数々にはちょっとうっとりしたけれど、あまり現実感は感じなかったなあ。漫画を読んでいるような感覚。メディアミックス映えしそうな作品かもしれないです。

それにしても、女子校ってあんなに気を張ってなきゃところなのかしらね。経験したことないからわからんなあ。あのドロドロは確かに女子特有のものかもしれないけど、登場人物たちの機微は、女子由来というよりは学校という狭い世界の中に置かれた思春期由来のような気もした。とはいえ、「少女」でも「女性」でもない「女子」という言葉のチョイスはぴったりだと思った。

復職決まった

復帰チームと復帰日が決まりましたー。
日は一週間後。チームは、前とは違うところになりました。とはいっても、前居たチームと同じフロアにいたチームなので、顔見知り程度の方がちらほらいらっしゃる感じ。私がお休み頂く直前に顔を合わせた方もいらっしゃるので、少し複雑な気持ち…仲のいい同期もいないし、年次が下の子もいるし、ビルも変わっちゃうし、ちょっと心配。ではある。まあ復職前は誰でも多少不安になるものだろうけどね。

前居たチームには、戻りたい気持ちと戻りたくない気持ちが半々だったので、これも少し複雑な気持ちです。でもまあ、同じこと繰り返すんじゃないかって心配が大きかったから、これはこれでよかったのかな。

復帰の詳細が決まったことは母以外にはまだ話してないのだけど、これから少しずつ話していこう。前のチームの方々には、新しいチームの方との顔合わせ面談が終わったタイミングでお伝えしようかな。復職前にお世話になった上司の方々には、きちんと復帰してからご挨拶したい。

とりあえず、ニート脱出できるのにはとっても安心してます。通帳残高がそろそろね…危ないからね…給与振込がないまま残高が減っていくばかりの恐怖といったらもう。これまであまり無駄遣いしないでいたのでこの2ヶ月を乗り切れたけれど、そうじゃなかったら私の東京生活終了してたわ。働かないと暮らしていけないんだなって、社会人2年目にして初めて身に沁みて感じたかもしれない。そう言った意味では良い体験だったのかも。働くって生きてくことなんだなーって。

というわけで、残りのお休み期間はのんびり過ごしながらコンディション整えていこうと思います。生活リズムを整えるのはもちろん、新しい担当サービスを触って理解しておかなきゃだし、web作業の感覚も少しは戻しておかないとね。今週末は友人とデザフェスとかSPEC映画とか行く予定も入っているし。久しぶりに人とがっつり会うことにやっぱり少し緊張はするけど、楽しみだなあ。

今日はなにしよう。渋谷に出て気になるランチでも食べようか。お供の本は、綾辻行人の「どんどん橋、落ちた」で。そういえば昨日録画した相棒とSPECも観たいんだったな。まあ気楽に過ごします。復職したら、こんな連休はしばらくはないだろうしね。

「魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」を観てきた

急にどうしても観たくなって、ちょうどレディースデーなのをいいことに行ってきたのだけど、観て正解だった。以下ざっくり感想です。ざっくりとはいえ、ネタバレに敏感な作品だと思うので、白文字にしておきます。

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みんなが平和にキャッキャウフフする日常と、いかにも魔法少女!な戦闘で胸が熱くなる前半から一変、後半は見事に叩き落されました。ほむほむのまどかに対する、なんという、愛。というか執着。独占欲。戦慄するわ。

マミさんが活躍したのは嬉しかったな〜油断がなければやっぱり強いのね。さやかちゃんがとても大人になっているのも、経緯を考えると悲しいけど、安定感あって良かった。あと、TV版より明るくて迷いがなくて、母のような愛をもったまどか。その母性がほむほむを狂わせたんだろうけどさ…

何が起きているのかが判明してからのさやかちゃんと杏子ちゃんの共闘シーンは切なすぎて泣いた。まどかのために救われるのを拒むほむほむにも泣いた。でも、そういうの全部書き換えてしまうラスト。戦慄した。ほむほむほんと…こわいわ…

戦闘シーンは大迫力で、特にマミさんVSほむほむはカッコよかったです。劇場で観てほんとに良かった。魔女の世界の独特の絵作りも健在。すごいよね、あの世界観。あんな禍々しい絵本みたいなの、どうやって思いつくんだろ。

続編あってほしいなーこれで終わってしまったらあんまりだ。とはいえ、TV版で綺麗に締めたと思っていたから、この先をどう持っていくのか想像がつかないけど。みんながしあわせになる世界はないのかなー。
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以上です。いやーすごかった。