star dust

IT業界で働くアラサーの徒然雑記。邦画・ミステリ小説の感想や、抑うつ記録など。

「神さまの言うとおり」を観てきた

以下、ざっくりネタバレ感想。

 

退屈な日常に飽き飽きしている平凡な高校生の高畑瞬が、ある日突然生死をかけた生き残りゲームに巻き込まれる、というお話。原作はマガジンの漫画とのこと。

悪の教典」の三池監督ということで、ある程度予想はしていたけれど、予想よりもエンターテイメントに振り切れていて、観終わって最初に浮かんだ感想は「で?」でした…。確かにショッキングな内容で、部分部分面白いと感じられた箇所もあったのだけれど、通してみると、残るものがない。どんなメッセージを受け取ればいいのか、私にはわからなかった。です。むむむ。

予告でも多用されていた最初のゲーム「だるま」が、やっぱり絵的に一番派手で衝撃的だったかな。血しぶきの代わりに赤いビー玉がばらばらと溢れ散るのは、異様な光景の演出としては良かったかも。しかし、クラスメイトたちがあまりに呆気なく死に過ぎて。最早恐怖とかそういう次元でもなかった。

個人的に面白かったのは、4つめのゲーム「しろくま」。(wiki見た感じだと、このゲームから映画オリジナルだったみたいですね)お互い疑心暗鬼になりつつの探り合いと、高瀬さんの最期の部分のカタルシス、しろくまの可愛さと鮭のなんとも言えないカウントダウンが良かった。死体の描写はやたらとグロテスクだったけれど。思えば全編通して、死体描写のグロテスクさにばらつきがあった気がする。何故だろ。

ああ、私のそもそもの目的であった役者さんは良かったです!サイコな感じの神木くんと、正統派イケメンの福士くん。一番観たかった染谷くんが、早々に退場してしまったのは残念だったけれど。女の子たちも可愛かったなあ。

この作品がR15指定なのは少々疑問。確かに人はほいほい死ぬけれど、現実味はとっても薄いし、そもそも子供向けの作品な気がするなあ。まあ、レディースデー分は楽しめました。

次は「寄生獣」「インターステラー」「日々ロック」辺りかな。年明けには「サイコパス」「味園ユニバース」も控えているので、楽しみ。